ポイントはただ1つ!海外感染症は潜伏期間と症状を暗記
こんにちは、母主(ボシュ)です
看護師経験の他にアフリカでの医療支援活動を経験しました。
海外では日本には無い感染症があります。
コロナと同様に海外での感染症リスクは看護師にとって重要な課題です。
今回は看護師国家試験の過去問題を通じて、国際感染症について解説していきます。
感染症は潜伏期間や症状が重要なポイントとされ、この記事ではそれらの情報に焦点を当てます。
また、他の海外感染症に関する解答選択肢も含まれていますが、マラリアが主なテーマとなっています。
看護や治療に関する問題は過去に出題されていないようですが、マラリアについての知識は看護師にとって不可欠です。
では、結論からお伝えします。
マラリアの基礎知識
- マラリアの種類:3種類
- 好発地域:熱帯、亜熱帯地域
- 病原体:マラリア原虫
- 媒介虫:ハマダラカ
- 症状:40度近くの高熱、貧血、脾腫(脾臓が張れる)
- 重症化:脳性マラリア、腎不全、肺水腫、DICなど
- 治療方法:抗マラリア薬
- 潜伏期間:最短で7日~
詳しい情報を知りたい方はこちらもどうぞ
第95回 帰国後の発熱
海外出張から帰国した会社員が、この1週間に39℃の発熱と解熱を繰り返すため受診した。
考えられるのはどれか
1 マラリア
2 コレラ
3 赤痢
4 破傷風
解説と答え
答え 1
過去問題に出題される主な海外の感染症を以下です
潜伏期間 | 症状 | |
マラリア | 最短7日~ | 発熱 |
コレラ | 数時間~5日間 | 下痢 嘔吐 |
赤痢 | 1~5日 | 発熱・腹痛・下痢 |
破傷風 | 3日~3週間 | 口を開けにくい、首筋が張る 体が痛い |
国家試験では治療法などは出題率が低いので省いています
それぞれの潜伏期間と症状は国家試験には必要な知識です
第109回 帰国後の発熱
Aさん(28歳、男性)、海外出張で訪れたアフリカ地域から帰国後1週に39℃の発熱と解熱を繰り返すため外来を受診した。腹部症状は特にない。
予測される感染症はどれか
1 マラリア
2 コレラ
3 赤痢
4 破傷風
解説と答え
答え 1
第95回と類似問題です
やはり、潜伏期間と症状が重要な情報として試験に出題されています
治療は特殊な病院に限定されることになります
第111回 三大感染症は?
平成27年(2015年)時点での世界の三大感染症に入るのはどれか
1 ポリオ(急性灰白髄炎)
2 マラリア
3 天然痘
4 麻疹
解説と答え
答え 2
三大感染症は、結核・エイズ・マラリアです
日本ではHIV・AIDSの新規発症患者が増加しています
エイズに関する過去問題の解説と新規感染者数を記事にしています
こちらも、興味があったら見てみてください
まとめ:海外の感染症の潜伏期間と症状をおさえよう
海外の感染症については潜伏期間と症状から解答を選択する問題が中心でした
それぞれの特徴をおさえておくことを対策しておきましょう
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