WHO憲章、健康概念の国家試験は必ず正解できる問題!

こんにちは!看護師15年以上、ケニアでも活動経験のある母主です

 

今回は、WHO憲章、健康概念に関する国家試験の出題傾向をまとめました

 

☆今回はこんな学生さんにおススメ☆

国家試験に出題される憲章をまとめて見たい

WHOの健康概念に関する問題だけは必ず正解しておきたい

 

憲章って色々ありますよね

 

今回は表にまとめているので見ておいてくださいね

 

では、今回も結論からいきたいと思います

 

WHO憲章=≪健康の定義≫

健康は万人の基本的権利

障害や疾病の有無に関わらずそれぞれの健康がある

 

WHOの健康に関する問題は正直、難しくは無いです

 

ただ、難しくないからこそ!

 

確実に1問正解しましょう

 

 

目次

看護師国家試験に出題される憲章・宣言まとめ一覧

 

看護師
看護師

何かと宣言・憲章が多いですね

 

憲章・宣言と内容の組み合わせ問題は、国家試験に過去何度も出題されています

 

年数などの詳細は問われません

 

しかし、以下の最低限は覚えておく必要があります

 

WHO憲章健康の定義
アルマ・アタ宣言健康が基本的人権
ヘルシンキ宣言医学研究の倫理原則
オタワ憲章ヘルスプロモーション
ジュネーブ宣言医の倫理に関する規定
リスボン宣言患者さんの権利と責任11原則

 

第97回 WHOのヘルスプロモーションとは

 

世界保健機関(WHO)のヘルスプロモーションの考え方で適切なのはどれか

 

1 プライマリーヘルスケアとは相反する

2 専門職による健康教育が主軸になる

3 人々が自らの健康をコントロールする

4 三次医療体制の強化を目指し整備する

 

解説と答え:住民と患者さんのための目標

 

ヘルスプロモーションはWHOが2005年に再提唱した21世紀の健康戦略です

 

ヘルスプロモーションとは人々が自らの健康とその決定要因をコントロールし、改善することが出来るようにするプロセス

民医連医療-No.588-2021年9月号 第3回WHOヘルスプロモーションに関するオタワ憲章(1986年).pdf (hphnet.jp)

 

引用文から正解は3であることが分かります

 

1 プライマリーヘルスケアに相応する

WHOの健康概念は住民や患者さん向けに考えられています

 

引用文書も住民目線の目標です

 

プライマリーヘルスケアも同様ですべての人々に健康を目標にしたものです

 

健康に向けたケアであるため、相反しない内容なので不正解です

 

2と4は、医療者向けの視線目標になっているので不正解です

 

看護師
看護師

ヘルスプロモーションは住民や患者目線の目標

 

答え 3

 

第99回 WHO憲章とは

 

組み合わせで正しいのはどれか

 

1 WHO憲章―健康の定義

2 アルマ・アタ宣言―医学研究の倫理

3 ヘルシンキ宣言―ヘルスプロモーション

4 オタワ憲章―プライマリヘルスケア

 

解説と答え WHO憲章は「健康の定義」

 

組み合わせ問題は必ずありますが、主にWHO憲章が多い印象です

 

覚えるのは難しいですが、まずは基本をおさえておきましょう

 

答え 1

 

第111回 健康の権利

 

健康を人々の権利として明記したのはどれか

 

1 世界保健機関(WHO)の健康に関する定義

2 ジュネーブ宣言

3 ヘルシンキ宣言

4 リスボン宣言

 

解説と答え

 

第99回の問題と類似しています

 

ここでもWHOの健康に関する定義が

 

健康の定義はWHOが定めていることを覚えておくと解答も優位になります

 

答え 1

 

第103回 QOL

 

QOLを評価する上で最も重要なのはどれか

 

1 本人の満足感

2 在院日数の短縮

3 生存期間の延長

4 高度医療の受療

 

解説と答え

 

個人が生活する文化や価値観のなかで、目標や期待、基準または関心に関連した自分自身の人生の状況に対する認識

WHOのQOL定義より

 

健康の概念とはまた、異なるものが出てきましたね

 

QOLは日常会話で聞く様にもなりました

 

満足感のある生活、QOLを上げていきましょう

 

答え 1

 

 

WHO健康の定義について

 

健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、全てが満たされた状態にあることをいいます

日本WHO協会訳

 

WHOの健康の定義について上記のように示しています

 

健康に関する問題は出題されやすいので覚えておきましょう

 

看護師
看護師

結論、「病気や障害がない」引っかけが必ず入る

 

どういった問題があるか見ていきましょう

 

第99回 健康の説明

 

健康の説明で適切なのはどれか

 

1 地域や文化の影響を受けない

2 時代を超えて普遍的なものである

3 健康と疾病との関係は不連続である

4 障害を持っていてもその人なりの健康がある

 

解説と答え:人それぞれの健康がある

 

解答選択肢内容は少し難しいことを書いていますね

 

私も書いている内容は、良く分かりません。

 

しかし、WHO健康の定義を見ると難しくはないですね

 

1 地域や文化の影響を受ける

→日本の食事が欧米化してきたことで体系や疾患も変化しています

地域で気候の変化や、生息する虫も変わってきます

マラリアなどは寒い地域には居ないので、地域や文化の影響は健康に関係してきます

 

2 時代で変化する

→欧米化の食事も流通が整ってきた昭和から始まりました

江戸時代には考えられなかったことですよね

大昔に多かった脚気は現代には、ほとんど見ないですね

 

3 健康と疾病は連続性がある

→健康と疾病を人間は繰り返すので連続性があると思われます

身体障害の方と健常者は、お互いにベストコンディションは違いますよね

 

看護師
看護師

障害があっても全てが満たされている人は健康

 

答え:4

 

第101回 健康概念

 

世界保健機関(WHO)が定義する健康の概念で正しいのはどれか

 

1 万人の有する基本的権利である

2 健康と不健康とは不連続である

3 身体的健康が最も重要である

4 病気や障害がないことである

 

解説と答え:万人の基本的権利

 

前項目と再び同じような問題が2年後に出題されました

 

解答選択の内容も似ている部分があります

 

解答もしやすい選択肢内容になっています

 

答え:1

 

第107回 健康定義

 

世界保健機関(WHO)が定義する健康について正しいのはどれか

 

1 単に病気や虚弱のない状態である

2 国家に頼らず個人の努力で獲得するものである

3 肉体的、精神的及び社会的に満たされた状態である

4 経済的もしくは社会的な条件で差別が生じるものである

 

解説と答え:引っかけは病気がないこと

 

この問題では定義の一部分がそのまま選択肢になっていますね

 

解答選択肢には必ず、『病気ではないこと』が引っかけで入っています

 

他にも、『社会的に満たされる』『地域や文化に影響を受ける』など健康と社会は切っても切れない関係です

 

答え 3

 

まとめ:健康は万人の基本的権利

それでは、今回のまとめです

 

WHO憲章=≪健康の定義≫

健康は万人の基本的権利

障害や疾病の有無に関わらずそれぞれの健康がある

 

憲章問題はWHO憲章がメインで出題される傾向がありました

 

健康の概念も障害や疾病の有無が関わるか、という出題傾向があるようです

 

確実に1問正解を導き出せるように憲章を頑張って覚えましょう

 

 

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