看護師国家試験対策☆新生児生活指導を振り返り!
今回の過去問題は新生児の指導をとりあげました。
赤ちゃんは言葉で伝えることが出来ない代わりに、泣いて訴えてコミュニケーションを図ります。でも、いったい何を訴えているんだろう?と半年経った現在でも未だに思うことはあります。
新生児期は生まれたばかりで不安を抱えているママさん達が多いです。特に、初産となると全てが初めての経験になるので尚更、不安です。
新生児の基本的指導内容を問題に取り上げていますが、独身の時には分からなかった親になって感じた心情も合わせて紹介していますので、最後まで読んで頂けると幸いです。
看護師国家試験過去問題と解答・解説
解答解説の内容を参考に、肉付け問題を提出していきます!
肉付け問題1
新生児期はなぜ、吐乳しやすいのか?
新生児は未発達な箇所が多く、それぞれが数カ月~数年かけて徐々に成人と同じ機能になっていきます。そこで、今回はこの問題です。
問題 新生児の吐乳のし易さは胃の形が影響するが、どういう形になっているのか答えよ
文章で暗記するより絵に書いて覚えるとインプットされやすいです。筋肉が未熟なのは臓器にも影響しており噴門部の締りが緩い影響で内容物が出やすくなっています。
胃の形も絵の様になっているので更に出やすい状況になっていることを覚えておきましょう。
答え 胃がとっくりの様に筒状に近い形状となっており、噴門の筋肉が発達していないため内容物を嘔吐し易くなっている
親の心情と予防策
吐乳をすることは知っていましたが、実際に目の当たりにすると
えっ、まだ出るの!?意外と多くない!?
動揺していました。
どれぐらいの量からが吐乳の域を超えるのかも分からなかったので、最初は不安でした。予防策としてはゲップをしっかり出す、ミルクは数回に分けて飲ませるなどがあります。
現場で実際指導する場合や実習に付き添う場合には、ママさん達の不安な心情に寄り添いながら実施することで絶対安心します。
肉付け問題2 沐浴温度は何度がいい?
問題 沐浴の適正温度は何度か。冬の場合も答えよ
沐浴の温度は大人より低めですが、自宅に帰宅後は少しずつ個人差が出てくると思います。私も指導された設定温度で沐浴していましたが、しばらくすると落ち着きがなかったりしたので設定温度を1度高くしたところ
この湯加減、ほっとするわ~
と言ってはいないけど、落ち着いて入浴が出来るようになりました。
そして、お腹の中では羊水に浮いていたため、出産後は赤ちゃんの肌の乾燥が急速に!すすむ!すすむ!!
なんか、お肌が粉ふいてる!
なので、保湿は欠かせないです。乾燥や入浴後の脱水などは事前に準備しておくと予防が出来るので、準備してから指導を受けてスムーズにできました。何事も経験ですね。
答え 基本的には38度が良い。冬場は40度程度で調整する
まとめ
まとめ
・新生児の胃は筒状で噴門の筋肉が未熟が吐乳に影響する
・沐浴温度は38度、冬場は40度
・羊水に包まれていた新生児は誕生後から皮膚乾燥が急速にすすむ
・初産後は不安だらけだから声かけが大事
今回は基本的な内容でした。教科書や実習で知識は得ていたはずでしたが実際に経験してみると「知っていたけど不安になる」ことばかりでした。不安だけど心情に寄り添って自分が看護してもらって改めて
看護ってすごいな~
と感じました。読んでいただいた皆さんの国家試験勉強や今後の看護に役立つと嬉しい限りです。
看護師の卵たち、あと少し!!がんばれー!
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