国家試験目前☆感染予防対策を振り返る!
看護師国家試験目前!ということで勉強も大詰めの看護学生さん、お疲れ様です!今回も、看護師ママの母主が提供する過去問題の解説の肉付けと、プラス問題を提供したいと思います。
コロナが流行して感染予防が注目されていますが、
医療現場ではコロナになる前から常に「誰かが何かしらの感染源を持っている」という概念を持って感染予防策を行いながら業務を行っています。
コロナの有無に関わらず、経路別の感染予防策について振り返りましょう。勉強の休憩合間にさっと振り返っていけるように表にまとめているのでぜひ覗いて行ってくださいね。
看護師過去問題と解答・解説
今回の感染予防に関する過去問題はこちらです。
解答解説はこちらです!
今回はこの解答から肉付けと問題提供をしていきます。
肉付け問題1 感染経路は他に何がある?
問題 感染経路を3つ全て答えよ。
具体的には3つ感染経路がありますね。感染経路は下の絵の様に連結されている輪だと思ってください。この経路原因となる湿性生体物質をこの繋がっているどこかで遮断することが出来れば、感染を予防することが出来ます。
ちなみに、感染経路の原因となる湿性生体物質に汗は含まれないということは改めて覚えておきましょう。たまに、ひっかけ問題が出題されるので注意しましょう。
さて、3つの感染経路は答えられたでしょうか。
答え:接触感染 飛沫感染 空気感染
肉付け問題2 感染経路別に疾患は覚えよう!
問題 感染経路対策別に対象となる疾患を答えよ
全ての疾患はスタンダードプリコーションを実施することが基盤となりますが、更に経路別に疾患名は覚えましたか?
嘔吐物の接触で感染するのに、N95を装着することは無いですね。
覚えた方も、まだー!という方もざっと!一覧表を作成したので確認しておきましょう。
接触感染 | 飛沫感染 | 空気感染 | |
---|---|---|---|
経路原因 | 汚染された物品や対象物 などに触れる | 5μm以上のウイルス | 5μm以下の長時間浮遊するウイルス |
疾患 | 新型コロナウイルス、 インフルエンザ 感染性胃腸炎、疥癬、 流行性角結膜炎、 薬剤性耐性菌(MRSA、ESB産生菌など) | 髄膜筋炎肺炎、 インフルエンザ、 マイコプラズマ肺炎、 新型コロナ、 百日咳など | 肺結核:排菌が確認されているか疑いがある場合から実施 咽頭結核、麻疹ウイルス、 水痘ウイルスなど |
感染経路と疾患をきちんと結びつけることが大事です。疾患が分かれば感染予防策に何が必要なのか、思い出しやすくなります。
対策対象疾患は他にもありますし、接触と飛沫が重複する疾患も多いですが代表的な疾患を挙げました。
まとめ
・汗は湿性生体物質に含まない
・感染経路別と疾患を結び付けて覚える
・接触と飛沫が重複する疾患もある
・すべてにおいて標準予防対策は実施する
標準予防対策(スタンダードプリコーション)は看護師になってから毎日、毎業務毎、習慣的に実施することです。手袋の外し方など細かいところも覚えていくことになりますが、自分を感染から守るため、患者さんを感染から守るために大切なことなのでぜひ、国家試験でも満点取れることを願ってます!
頑張れー!看護師の卵さん達!!
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