国家試験問題対策☆世帯調査

国家試験がついに明日!ドキドキですね。苦手分野を徹底的に勉強されている方や明日のために頭をゆっくりされている方、色々な過ごし方をされていると思います。今回は、意外と穴場な世帯調査結果を一覧表にまとめたので振り返っておきましょう。

 

数字の暗記は苦手だなぁ。

と思いがちだけど、社会情勢や背景を知って根拠があれば覚える!

実際、入院患者さんの家族構成でも高齢者夫婦で老々介護をどう支援するか…という問題も度々あります。世帯割合は関係なさそうで、現場では関係が深い問題です。

 

こういう穴場で1点でも正解率を上げて看護師になりましょう!

 

目次

過去問題と解答・解説

 

第103回国家試験問題

令和元年(2019年)の国民生活基礎調査で、単独世帯の占める割合はどれか。

1 18.8%

2 28.8%

3 38.8%

4 48.8%

 

出典:看護roo!ネット掲載より

2021年の世帯調査割合をグラフ化

数字で覚えるのもいいですが、割合をグラフに変換しました!

視覚的に分かりやすくなるので参考にしてください!

 

 

 

ぱっと見ただけで分かるのは、単身世帯・核家族・夫婦のみ世帯は割合が一緒だということですね。

これだけでも抑えておけば、国家試験対策になります!!

 

次は、世帯割合に影響した社会背景を説明します。

 

単身者世帯が増加している

 

厚生労働省調査2021年の結果では単身世帯が一番多い結果となりました。

 

結婚に対する価値観は戦後と比べて非常に変化してきています。お見合い結婚が多かった戦後は人口も多かったため団塊世代というベビーブームを生み、女性は専業主婦という時代でした。

 

現在は、コロナ渦で出会いの場も減少し女性の社会的役割も増えてきた影響もあります。

 

今までの職場でも主任や専門看護師にキャリアアップしているスタッフの単身世帯は非常に多いです。女性の社会的役割が増えるのは良いことですが、「結婚したい!」という方もいるのでプライベートが充実出来る様な福利厚生や職場環境も大事です。就職する際には、ぜひ病院の口コミなども見て参考にして欲しいですね。

・高齢化社会となって死別・離婚原因で65歳以上の単身世帯が増加

・結婚率が低下し離婚率が増加している→核家族減少+シングル世帯増加にも繋がる

・女性の社会的役割が増えてきた。→キャリアアップの機会が増えると生涯未婚率も増加する

 

夫婦のみの世帯が増加

 

結婚も事実婚など色々な形を迎えた時代です。患者さんの家族構成でも「内縁の妻」や「同性のパートナー」という事実婚の形をとっているご夫婦はいます。

 

また、晩婚化で不妊治療を経て赤ちゃんを授かれた夫婦もいれば、恵まれなかった夫婦がいるのも事実です。色々な家族や愛の形があるのが現代で、視野を広く持つことが大事ですね。

 

・3世代世帯が減り高齢者夫婦の世帯が急増した

・少子高齢化社会で65歳以上の人口が多い

・事実婚や、晩婚化で赤ちゃんと縁が持てなかった夫婦もいる

 

まとめ

・単身世帯が一番多い→29.5

・単身世帯・核家族世帯・夫婦のみ世帯は20%代で割合は似ている

・3世代世帯は激減、平成28年では山形県が一番多い→4.9%

・ひとり親と未婚の子世帯は増えつつある。→7.1%

 

世帯割合は時代背景を反映しています。実際、病院に勤務するとそれを実感することが多くなります。家族との関わりも看護の一つですので、看護師になってもアンテナを張って看護に活かすことが大事です。

 

明日は本番!今日は、ゆっくり睡眠をとりましょう!

でないと、私みたいに試験中に爆睡して試験官に起こされて、解答が時間ギリギリになります!

 

試験中に起こしてくれた試験官には感謝です。

 

未来の看護師の卵さん!頑張れー!!

 

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