実習前に読んで対策しよう☆消化器外科のあるある!
こんにちは、母主(ボシュ)です!
看護師経験はICUから病棟まで急性期病院に勤めてきました
15年も経つと、プリセプティーも5回!
チームリーダー、実習担当など学生から新人さんまでたくさんの成長を見届けてきました
看護師の卵さん達に向けてちょっとだけ役に立ちそうな情報を今回はお届けします
今回は消化器外科の紹介です
結論はこちら!
私は、看護の本質はコミュニケーションにつきると思っています
この本を読んで新人だった私を思いださせてくれて、一人で泣きました
今回は、この本で共感した内容も含めて紹介しているので
ぜひ最後まで読んでください
消化器外科の中心は消化器癌がメイン
消化器癌の術前術後
消化器癌の手術前後を過ごす患者さんが多いです
手術前は長くても1週間前ですが、多くは前日入院します
糖尿病の既往歴があれば術前コントロールのために入院する方もいますが少数派です
術後は10日前後ですが、合併症が出現し遅延すれば3カ月以上過ごす方もいます
術後は合併症予防が大事!
消化器癌の抗ガン剤治療
手術後は再発や転移予防に抗ガン剤を投与する方が多いです
抗ガン剤の種類や内容によって1クールの期間が異なります
抗ガン剤の副作用は脱毛が目立ちますが、実際は味覚障害が辛かったりします
倦怠感もあると患者さんも辛そうです
抗ガン剤の副作用は味覚障害も辛い
消化器外科特有の看護は器用さが要る
術後患者のガーゼ交換
術後創部はドレッシング材で保護していることが多いです
しかしドレナージなど排液していることも多いのでガーゼ交換が必要です
狭い所にガーゼを通すのは、なかなか難しいです
ドレッシングには種類があります
それぞれの特徴を把握して状況にあった素材を選んでいきます
看護はアート byナイチンゲール
人工肛門のケアは奥深い
人工肛門を造設する手術があります
患者さんが退院後も管理出来るように指導していきます
人工肛門は袋をお腹に貼って便を溜めていく状態です
しかし、お腹はシワが寄ったり皮膚が伸びたり縮んだり…
中身の便が漏れるともう、大変!
服は汚れるし、下手したら治りかけている傷に汚染したりするので注意です
人工肛門ケアは奥深い
手術前後の看護
術後は痛み止めを使ってでも、歩く!
これにつきます
学生さんには特に伝えておきたい!
体を動かさないと腸閉塞など合併症リスクが高くなります
実際、離床の進み具合で滞在日数の差を感じます
実習で気を付けること
手術前から術後まで急ピッチ!
手術前日に入院するので情報収集で終わってしまいます
術後急性期は2日程度で終わります
その後は、1週間もしたら退院です
実習は月曜日~木曜日なので翌週には退院していることもあります
そうなってくると看護展開は早く進めていく必要があります
術後離床をメインに看護展開をしていこう!
術前処置、術後合併症を聞かれがち
看護師からの突然の問題嫌ですよね
私もあの時間が本当に!嫌でした
でも、自分が気付いていないことを聞かれているので避けられません
手術前は術前処置の必要性を聞かれます
「なぜ、この処置が必要なのか?」
術後は合併症を聞かれがちです
「術後合併症他には?」
「なんで離床が大事なの?」
私も重要なことは何度も学生さんに聞きました
要点を抑えておけば大丈夫!
消化器外科病棟あるある
朝からレントゲン室に行列
お腹の中身は直接見れないので胃カメラ、CTやレントゲンも多いです
朝からレントゲン室前に外科の患者さんが行列をなしています
手術は昼間だから先生が病棟に来るのは朝か夕方
手術は朝から夕方まで分刻みで組まれていることがほとんどです
先生は手術の合間や担当が終わったら休憩ですが、手術以外にもお仕事があるのが現状
夕方に追加指示を出すので、準備などで日勤残業をすることも珍しくはないです
看護師も医師不足も問題
緊急手術になったら時間との勝負
緊急手術も珍しくないです
30分後に手術室搬入となると普段の手術前処置も必要最低限です
他の仕事も完全ストップしてしまいます
搬入時間に数分でも遅れたり早かったりするとOPE室に怒られがち
消化器特有のにおいがある
人間の消化液の臭いって独特です
便の臭い、消毒液の臭い、色々と混ざって独特な臭いがしています
臭いは慣れたら意外と大丈夫!
サバサバした人が多い
時間に追われていない看護師はいないと思いますが、特に外科は時間に追われる
正直、集中治療室の方が患者さんの人数に対して看護師が多いので、どうにかなります
内科も経験したけどやっぱり、外科がちゃきちゃきしてます
本当は患者さんの隣に座って話を聞きたい
まとめ:看護はコミュニケーション
長くなりましたが、まとめです
とりあえず、忙しすぎるので患者さんと会話する時間確保が難しいです
新人さんは業務に追われるので尚更、難しいです
でも、看護は業務じゃなくてコミュニケーションだと思います
患者さんも話を聞いた後の方が笑顔です
消化器外科では「癌」と残りの時間を過ごす方が多いです
自分に何が出来るのか
技術は後からついてきますが、人と心を通わすのは時間が要ります
この本でコミュニケーションの大事さが分かります
ちなみに、好評なので2冊目も出版しています
「死に向き合うのが怖いな」と思っている方もこの本で変えられます
Amazonでも評価が高く多くの方が共感しています
今回書いた内容はほんの一部です
実際はもっと買いたいことがたくさんあります!
が、主要な部分が伝わったら嬉しいです
他にも知りたい情報があれば、コメントに残してもらえると参考になります!
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