抗コリン薬の禁忌対象☆国試出題傾向まとめ

今日も勉強お疲れ様です!

 

看護師歴15年以上のナースママしている母主☆ボシュです

 

今日は抗コリン薬の禁忌対象について出題傾向をまとめました

 

【こんな学生さんにおススメ】

抗コリン薬禁忌の出題傾向を知りたい

なぜ、緑内障に抗コリン薬はダメなのか知りたい

なぜ、尿閉のリスクがあるのか知りたい

 

抗コリン薬は…

 

薬効:副交感神経の働きを抑制

適応疾患:気管支喘息・COPD・消化性潰瘍・腸管けいれん・頻尿・パーキンソン

 

ただし、投与禁忌もあります

 

今回は投与禁忌の出題傾向をまとめました

 

結果はこんな感じ!

 

【抗コリン薬の禁忌☆出題傾向】

・緑内障の禁忌選択肢に出題されがち

・禁忌対象疾患の選択も出題される

 

【出題対策】

・緑内障は眼圧が上がる

・前立腺肥大症は尿閉になる

・腸管運動が低下すると腸管麻痺のリスクになる

 

最後まで読んでいってね!!

 

 

目次

緑内障へ抗コリン薬を投与すると眼圧が上がる!仕組み

抗コリン薬の禁忌対象の1つとして緑内障があります

 

散瞳させることで眼圧が上昇するため投与禁忌です

 

ざっとしたイメージはこんな感じ!

 

 

散瞳するには、水晶体と虹彩の間の交通が遮断されます

 

すると房水が遮断されて水が溜まって眼圧が上昇します

 

看護師
看護師

ダムが水流を遮断して水が溜まりこむ!というイメージです

 

緑内障の禁忌対象に関する代表問題です

 

実際、臨床現場でも手術する患者さんに緑内障の有無は必ず!確認します

 

国家試験でも出題されますが、看護師になっても大事な情報ですので対策しましょう

 

第98回 緑内障禁忌

 

緑内障で禁忌なのはどれか

 

1 アトロピン

2 インスリン

3 フロセミド

4 ジゴキシン

 

答え

 

答え 1

 

第108回 緑内障への禁忌

 

緑内障患者への投与が禁忌なのはどれか

 

1 コデイン

2 アスピリン

3 アトロピン

4 フェニトイン

 

答え

 

答え 2

 

抗コリン薬が前立腺肥大に作用する仕組み

抗コリン薬の投与禁忌疾患は3つです!

 

緑内障 ・ 腸管麻痺 ・ 排尿困難

 

排尿困難については尿閉になるリスクがあります

 

そのため、前立腺肥大に投与が禁忌です

 

理由は膀胱の収縮を阻害してしまいます

 

 

抗コリン薬とコリン作動薬は逆の作用をするので注意しましょう

 

看護師
看護師

3つも覚えるのかぁ

 

と思うかもしれませんが過去の出題傾向では「緑内障」が一番多いです

 

「腸管麻痺」「排尿困難」は状況設定で過去出題されています

 

状況設定問題は【看護】が解答選択肢になってきます

 

第104回 抗コリン薬の禁忌疾患

 

抗コリン薬の投与が禁忌の疾患はどれか。2つ選べ

 

1 疥癬

2 緑内障

3 大腿骨骨折

4 前立腺肥大症

5 前頭側頭型認知症

 

答え

 

答え 2 4

 

まとめ:緑内障禁忌に出題されがち

 

それでは今回のまとめです

 

【抗コリン薬の禁忌☆出題傾向】

・緑内障の禁忌選択肢に出題されがち

・禁忌対象疾患の選択も出題される

 

【出題対策】

・緑内障は眼圧が上がる

・前立腺肥大症は尿閉になる

・腸管運動が低下すると腸管麻痺のリスクになる

 

今回は腸管麻痺については解説していませんが、今後、書いていきます!

 

まずは出題率の高いところから地道におさえていきましょう

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