これで解決!小児年齢階級別の死因に関する国試対策
こんにちは、看護師15年以上の母主です
今回の看護師国家試験対策は小児の死因に関する問題です
今回の記事おススメ学生さん
・小児の死因に関する出題傾向を知りたい
・年齢階級別の死因1位をおさえておきたい
・小児の不慮の事故原因を知りたい
不慮の事故に関しては、看護学生さんでなくてもお子さんを持つ方には知っておいて欲しい内容です
不慮の事故は自宅で起きていることがほとんどです
小児の死因に関する出題傾向を結論から述べると
年齢階級別の死因1位は必ずおさえておく
では、はじめていきます!
年齢階級毎の最も多い死因が問われる
第107回改変 1歳から4歳の死因問題
令和2年(2020年)の人口動態統計において、1~4歳の死因で最も多いのはどれか
1 インフルエンザ
2 心疾患
3 悪性新生物
4 不慮の事故
5 先天奇形、変形及び染色体異常
解説と答え
1歳~4歳の死因問題は第100回にも出題されています。
令和元年の死因でも「先天奇形、変形及び染色体異常」が同じ1位でした。
ちなみに、第102回には5~9歳の死因問題もありました。
小児では年齢階級別に多い死因を問われる問題は出題されやすいです。
後ほど、年齢階級別に死因一覧表を載せますのでご覧ください。
年齢階級別に死因1位を覚えましょう
答え 5
死因から年齢階級を問われる
第110回改変 悪性新生物の死因が多いのはどの年齢階級か
令和2年(2020年)の人口動態統計における、小児の年齢階級別死因のうち第1位が悪性新生物(腫瘍)である年齢階級はどれか
1 0歳
2 1~4歳
3 5~9歳
4 10~14歳
解説と答え
前項目の過去問題では年齢階級から問われる問題でしたが、死因から問われる場合もあります。
小児の死因原因は似ているので注意しましょう。
答え 3
年齢階級別の死因一覧表
厚生労働省が公表している一覧表から抜粋しました。
総数などの数字は過去問題に出題されないので割愛させていただきました。
さらに、3位以下を問われる問題も出題率が低いので割愛しました。
年齢階級 | 死因1位 | 死因2位 |
0歳 | 先天奇形等 | 呼吸障害等 |
1~4歳 | 先天奇形等 | 悪性新生物 |
5~9歳 | 悪性新生物 | 不慮の事故 |
10~14歳 | 自殺 | 悪性新生物 |
15~19歳 | 自殺 | 不慮の事故 |
ちなみに、令和元年と比較すると10~14歳の死因が逆転しています。
10歳以上で既に自殺してしまう現実が非常に悲しく辛いです。
不慮の事故原因は溺死及び溺水が多い
第108回 5歳から14歳の不慮の事故原因問題
令和元年(2019年)の人口動態調査で、5歳~14歳の死因における不慮の事故の原因で最も多いのはどれか。
1 窒息
2 交通事故
3 転倒・転落・墜落
4 溺死及び溺水
解説と答え
過去問題の令和元年(2019年)の事故原因は「溺死及び溺水」が33.0%で一番多かったです。
令和2年(2021年)でも「溺死及び溺水」が一番多かったです
答え 4
不慮の事故原因データ
令和2年における事故原因データをまとめてみました。
参考データ:e-stat政府統計の総合窓口「人口動態調査」より
参考データでは転倒を「つまづき及びよろめき」など細かく分けていますが、過去問題と同じ4区分に分けて合算しています
1位だけでまとめなかったのは、各年齢毎に原因が全く異なるので4区分で紹介させて頂きました
0歳と1~4歳のそれぞれも分けてみました。
参考データ:e-stat政府統計の総合窓口「人口動態調査」より
0歳はほとんどが窒息原因でした。
寝返りが出来ない時期に就寝時の窒息が原因となっています
また、誤嚥原因も占めているようです。
参考データ:e-stat政府統計の総合窓口「人口動態調査」より
まとめ:年齢階級別の死因1位はおさえる
国試対策は死因1位を問うことが多いので、確実におぼえておきましょう
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