インフルエンザ国家試験対策☆不活化ワクチンと禁忌対象がポイント
インフルエンザはメジャーな感染症であるからこそ、過去問題の解答選択肢でよく見かけませんか。
インフルエンザ関連の過去問題を11問調べました。
その中から今回は、ワクチンの問題を紹介します。
出題数は少ないですが、ここ!というポイントがあります。
こんな学生さんにおススメ
・不活化ワクチンの仕組みを簡単に知りたい
・ありがちなインフルエンザの解答選択肢を知りたい
そして、結論からお伝えします
こうして見ると難しい問題ではなさそうですよね
国家試験をリラックスして受けるためにもぜひ、最後まで読んでいってくださいね
インフルエンザは不活化ワクチン
第99回改変 不活化?生ワクチン?
予防接種で正しいのはどれか。
1 小学一年生ではツベルクリン反応検査が行われる
2 インフルエンザに使用されるのは生ワクチンである
3 麻疹および風疹の予防接種には混合ワクチンが含まれる
4 ポリオ〈急性灰白髄炎〉の予防接種は経口接種で行われる
解説と答え
ワクチンには生ワクチンと不活化ワクチンとトキソイドと種類があります。
ワクチンの過去問題には必ずここが出題されています。
覚え方は生ワクチンの種類が少ないので、そちらを優先して覚えた方がいいかもしれません。
【 その他の解説 】
・ツベルクリン反応検査は廃止、生後5~7カ月の間にBCG接種を受ける
・ポリオの予防接種は経口接種から不活化ワクチンの皮下注射へ変更された
答え 3
妊婦もワクチン接種が出来る
第108回 接種禁忌問題
成人患者の気管支喘息の治療で正しいのはどれか
1 テオフィリンの投与中は血中濃度の測定が必要である
2 副腎皮質ステロイド薬吸入後の岩相は必要ない
3 インフルエンザワクチン接種は禁忌である
4 発作時にはβ遮断薬を内服する
解説と答え
過去問題には解答の選択肢にインフルエンザワクチンが出てくることもあります
接種が出来ない対象者は熱発している人や、アナフィラキシー症状が出現した既往がある場合です
禁忌対象に関しては東京ベイ・浦安市川医療センターのホームページでも紹介されています。
・接種時に発熱をふくめた急性疾患にかかっている
・同じワクチンや成分でアナフィラキシーショックを起こしたことがある
・熱性けいれん後は2から3カ月延期する
・ギランバレー症候群の既往がある場合には主治医と相談が必要
引用元:東京ベイ・浦安市川医療センターのホームページのQ5解答文から抜粋
妊婦さんは接種が出来ます
妊婦さんは感染した場合のリスクが高いため接種が推奨されています
接種出来る理由も不活化ワクチンの特徴です
【 その他の解説 】
・副腎皮質ステロイド薬吸入の添付文書に「吸入後に、うがいを実施するよう患者を指導すること(口腔内カンジダ症又は嗄声の予防のため)」と記載しています。
・発作時には短時間作用性吸入β2刺激薬を用いる
答え1
まとめ:不活化ワクチンだってこと
今回は、予防接種には必要な「不活化ワクチン」と「禁忌対象」部分を紹介しました
過去問題の出題数としては予防対策に比べて多くはない印象です
しかし、過去問題に選択肢の一つとして出題されているので今後の出題も可能性は十分あります
前回のインフルエンザ予防対策をメインとした過去問題解説はこちらからどうぞ♪
もうすぐ新年度!
春休みは存分に遊びまくりましたか?
新年度の準備もそろそろ始めるのよ~
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