高齢者虐待の割合傾向

こんにちは、看護師15年以上勤務している母主です!

 

前回記事から高齢者虐待について国家試験対策しています。

 

前回記事はぜひ、こちらから寄って行ってくださいね♪

 

看護師国家試験における高齢者虐待についての過去問題を10問程確認した結果、以下の問題傾向が分かりました。

・虐待内容の傾向が問われる

・虐待の種類、割合が問われる→今回はここ!

・虐待を発見した場合の報告先が問われる

 

今回は、高齢者虐待の割合について解説をしていきます。

 

ぜひ、最後まで読んで覚えてもらえたら幸いです!

 

小児虐待の内容と類似するところもありますが、介護と育児では異なるので合わせて読んでもらえると嬉しいです。

 

目次

過去問題

第104回改変 養護者虐待種類割合について

 

日本の令和元年度(2019年度)の養護者による高齢者虐待の種類で多いのはどれか。

1.身体的虐待

2.心理的虐待

3.介護等放棄

4.性的虐待

答え 1

 

虐待の種類は4種類に分かれています。

 

過去問題は種類の内容を問われる問題か、割合の問題が出やすい傾向にあります。

第107回改変 介護施設従事者虐待割合について

 

令和元年度(2019年度)の「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等に関する調査結果」における養介護施設従事者等による虐待で最も多いのはどれか。

1.性的虐待

2.介護等放棄

3.身体的虐待

4.心理的虐待

5.経済的虐待

答え 3

 

過去問題の傾向を見たところで、虐待の割合について説明していきます。

 

介護施設&自宅養護でも身体的虐待が一番多い

割合は若干異なりますが、虐待の多い割合順位は同じ内容となりました。

 

順位虐待種類要介護施設従事者自宅養護者
1位身体的虐待703件 43%11310件 48%
2位心理的虐待521件 31%6638件 28%
3位介護等放置327件 20%3225件 14%
4位経済的虐待54件 3%2399件 10%
5位性的虐待48件 3%76件
参照:厚生労働省高齢者虐待報告ネット掲載より

 

介護施設でも自宅でも同じ順位だということをおさえましょう。

 

施設種類別に虐待が多い割合も厚労省の調査結果で出ています。

 

虐待種類割合が一番多い施設
身体的虐待グループホーム・小規模多機能型居宅介護 61%
介護等放棄介護保険施設 30.1%
心理的虐待その他入所系 44.5%
性的虐待・経済的虐待居宅系
参照:厚生労働省令和3年度高齢者虐待の防止対応などに関する調査結果

 

調査結果で日常生活の自立度が低く寝たきり状態になるほど、介護等放棄の割合が高まる傾向が出ています。

 

そのため、居宅系では介護度が軽度であることが影響し虐待の種類が異なってきます。

 

その他の入所施設には有料介護付き住宅など介護を必要としない高齢者も含まれるため、心理的虐待が高まる影響があります。

 

看護師
看護師

高齢者虐待には家族も対象となります。

心理的虐待は高齢者・家族の存在や行為を否定、無視するような発言・態度も含まれます。

 

まとめ:身体的虐待が一番多い

 

介護従事者と自宅養護者の虐待は身体的虐待が一番多いことを把握しておきましょう。

 

介護施設においては、施設種類別に虐待の発生率も異なります。

 

介護施設毎に利用者さんの介護状態の割合は異なります。

 

介護度がどんな状態であっても虐待ではなく、寄り添える介護をするべきです。

 

しかし、従事者不足などまだまだ課題は多そうです。

 

看護学生さんは春休み何をするんですかね~私は、ひたすらカラオケや海に行っていた気がします。笑

 

息子
息子

今日も頑張っている看護学生さん、えらい!

たまには息抜きで遊ぶのよ~

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