看護実習&国試に活かす☆産褥期体験から伝えたい看護の素晴らしさ
第99回看護師国家試験 午前69問に以下の問題があります。
この解答は一番下にあります。
今回は私の産褥期の経験を紹介しているので参考にぜひ、解答してみてください。そして、実習の参考にもして頂けると幸いです。
出産後のマタニティブルーズは誰でもなりうることを経験しました。でも、それは子供を思うからこその感情変動で、看護師・助産師・家族など周囲に支えられて乗り越えることが出来ました。これから出産を迎える方、乗り越えようとされている方、乗り越えた方にも一人だけじゃない。ということを知ってもらえたら嬉しいです。
親になった実感と不安が芽生える
不眠
出産で疲れているはずなのに、何故か眠れませんでした。
帝王切開後は硬膜外麻酔で痛みも無かったですが、ランナーズハイみたいな感じで熟睡できなかったです。その日の深夜、
30分赤ちゃんと一緒にいてみませんか。
みかねたスタッフが息子を連れてきてくれました。出産後は数分しか会えていなかったのでゆっくり顔を見て、手に触れられたのが嬉しかったです。
そこで、私が親になった実感がしました。
その後、朝まで熟睡したことを覚えています。きっと、赤ちゃんに会えた安心感が熟睡に繋がったと思いました。あの時の、スタッフの対応には感謝しています。
不安以外でもなぜか涙がでる
母子同室になってから泣いている理由が分からない時は、不安と自責の念を感じていました。
ほとんどはオムツや空腹でしたが、それ以外の時はオロオロしていました。母乳も上手く飲めなくて泣くしで
私のせいで母乳が飲めないのかも…
と自責の念から育児に対して初めての不安を感じて泣いたのを覚えています。不眠も重なり気付いたら涙が出ている時もありました。
そんな時、スタッフの皆さんは笑顔で
飲まないと不安ですよね。でも、本人にとって飲みやすい乳首の形があるし、今は口が小さいから上手く飲めないけど成長したら少しずつ飲めるようになりますよ。
頑張ってますね、赤ちゃんかわいいですね。ちょっと預かりますから休憩しませんか。
母乳を飲めない理由がママ自身にあるわけでは無いことを何度も伝えてくれ、母乳の時は何度でも何分も付き合ってくれました。時には、私の休憩時間を確保してくれて仮眠させてもらいました。私の体力を見ながら、退院するまで付き添ってくれた対応には感謝しています。
自宅退院後も1カ月は不安、不眠、頭痛などが続く
自宅退院後はスタッフが居ないので更に不安になります。昼間は母が居ましたが夜は一人で対応するのでしんどかったです。
赤ちゃんと二人きりの深夜って、なんであんなに不安を助長させるのでしょうか。
疲労感や不安もあり涙が出るし、腹痛に頭痛症状もあったのでしばらく痛み止めにお世話になっていました。退院後の母子健診では1カ月まで情緒不安定が継続しました。
不安って無くならないですよね。でも、育児は人それぞれで正解はないです。もっと家族に相談してもいいし、ここに来てもらってもいいし、市役所とかにも頼っていいんですよ。
と声かけを助産師にしてもらいました。
正解はないし、今の現状が間違っているわけでもないんだ。
ということを知れたらすごく気が楽になりました。我慢しがちな私は家族にも今の気持ちを家族にも伝えていなかったので、多分、私は産後うつになりかけていたんだと思います。でも、検診で助産師に今の気持ちを聞いてもらったら楽になって、家族にも正直に伝えて甘えるようになりました。お陰で、2カ月目からは断然元気になってきたのが分かりました。
私の感情を受けとめてくれたスタッフには感謝してます。
まとめ
出産後は親になった実感と不安が芽生えて、子供をキチンと育てたいが故に自分の感情が不安定になりました。
でも、正解は無いわけで自分を犠牲にして子供が育てられなくなったら元も子もないので、自分を大事にするためにも周りに甘えて感謝する大切さを学びました。
そこを教えてくれたのが、助産師・看護師だったと思います。
自分も看護師ですが改めて勉強させられました。
以上が私の体験記事ですが、看護学生さんにとっては実習の参考にして欲しいし、悩んでいるママさん達の参考になってもらえると嬉しいです。
さて、教科書と実体験は合っているのか!?答え合わせまで見てみてね。
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