
現役看護師のリアルな心境|看護学生が臨地実習でやってはいけないこと5つと対策を紹介!


実習先を受けている看護師さんって、看護学生のことをどう思っているのかな。
臨地実習で働いている看護師は、どういう風に思っているのか気になりますよね。
急性期の医療現場は、患者さんの安全・安心の確保や日々の業務に追われているため、多忙な看護師が多いです。
臨地実習を受けているときの心境は、人それぞれですが、多くの現役看護師が感じている内容を知ると、実習中の参考になります。
さらに、看護師が看護学生さんに対して、実習でされると気になるポイントを5つ紹介します。
- 実習指導している看護師の心境
- 実習でやってはいけないこと5つ
- ストレスで体調を崩さないための工夫
ストレスを感じる実習を健康的に過ごすための工夫も紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
現役看護師が感じている心境を知り、臨地実習を上手に乗り切りましょう。
【PR】当サイトはアフィリエイト広告による収益を得ています


実習指導している看護師の心境


実習指導が担当になっている受け持ち看護師の心境は、人によって様々ですが、以下のような点を感じている人が多いです。
- 勤務が多忙で話を聞く余裕がない
- 学生さんへの申し訳ない気持ち
- 間違いよりも黙りこむほうが気になる
看護学生さんの話をゆっくり聞きたい気持ちがあるのですが、日によっては難しい状況があります。それぞれ解説しますね。
勤務が多忙で話を聞く余裕がない
受け持ち看護師は、ケアや記録などの日常業務だけでも仕事が多いです。
検査時間や手術搬入の時間などを逆算して行動していても、患者さんが急変したり、先生から追加指示が出たりすると優先順位を変える必要があります。
ケアプランやバイタルサイン測定のアセスメントを聞きたくても、状況が多忙で話が聞けない場合があるのです。
学生さんへの申し訳ない気持ち
急変などで多忙になるのは仕方がないのですが、業務をこなせていない看護師の力量やチームの連携にも課題があり、実習の質を下げてしまう申し訳なさがあります。
看護師も学生時代は、ケアプランを一生懸命考えていた経験があり、看護学生さんの気持ちが分かります。
看護学生さんが考えてくれたプランを患者さんに提供できると、患者さんだけでなく看護師も充実感で満たされます。



話を聞いて、分からない部分は一緒に考えて、看護学生さんとケアを実践したい!
自分以外の現役看護師も、看護学生さんとケアができなかった日は申し訳なく感じているスタッフが多いです。
間違いよりも黙りこむほうが気になる



看護師さんからの質問は緊張するし、間違った答えを言って怒られたらどうしよう…
プランやバイタルサインの報告で、看護師から質問をされると緊張しますよね。間違った答えを言って、怒られたら……と不安に感じる方もいます。
間違った答えを言うよりも、黙り込んでむほうが、看護師は気になってしまいます。
日々勉強なので、間違った答えでも積極的に答えてくれる看護学生さんの方が、「教えてあげたいな!」と思えます。
ぜひ、勇気を振り絞って答えてみてくださいね。
臨地実習でやってはいけないこと5つと対策


臨地実習に一生懸命取り組んでいても、「やってはいけないこと5つ」をしていては、看護師や患者さんから良い印象は受けられません。
- 雑談
- 明るすぎる髪色
- 個人情報の取り扱い
- 言葉遣い
- 派手なメイク
看護師からの印象や、簡単にできる対策も紹介しているので、実践してみてくださいね。
雑談



実習にとりくむ姿勢は、看護師や患者さん、家族も見ているので意識するようにしましょう。
患者さんが検査で部屋に不在だったり、仮眠中だったりしても空いた時間の行動も見られています。
看護学生同士で談笑していると、看護師側は「真剣に取り組んでいない」ように感じてしまうことも。
- 受け持ち患者さんの情報収集
- 質問されて答えられなかった課題を調べたりする
明るすぎる髪色
髪色が極端に明るいと、学校側の判断で実習に参加させてもらえない場合があります。
看護師になっても、病院の規則で髪色の明るさについてはチェックされます。
目立つ髪色は、看護師同士でも気になるため、注意しましょう。
- 数日前からカラートリートメントを使用する
カラートリートメントは一時的に髪色を暗くできますが、1回では染まらないため数日前から使用すると自然な色合いになります。
黒染めスプレーの使用はおすすめできません。
色が落ちやすく、服に色が付着する可能性もあります。服が汚れると不衛生に感じるため、黒染めスプレーの使用は避けましょう。
個人情報の取り扱い
個人情報は慎重に取り扱うことが重要です。
実習が終わると緊張がほぐれて帰り道や、お店の中で看護学生さん同士で実習内容を話したりしていませんか。
名前を出さなくても、会話の内容で知っている人は分かります。
SNSへの投稿も控えましょう。匿名アカウントで名前を出していない場合でも、分かる人には通じる内容があります。
どうしても言いたい!気持ちを落ち着かせたい場合には、個室などの閉鎖的な空間で話しましょう。
情報用紙の紛失は非常に危険です。
個人情報がおおく、病名が未告知の患者さんを受け持つ場合もあります。
絶対に無くさないようにするのが鉄則です。



私の病棟では、看護学生さんが情報用紙をなくしたときは、スタッフも一緒に探して業務がストップした経験があります。
- 他人がいる空間で実習の話をしない
- 相談は個室などでする
- 情報用紙はシュレッダー処分をする
ぜひ、今一度対策をしっかりしておきましょう。
言葉遣い
受け持ち患者さんと仲良くなると、患者さんからため口になる場合がありますが、看護実習生であることは意識する必要があります。
合っていると思っていた言葉遣いでも、実は、間違っている場合があるため注意しましょう。
看護師からの声かけには、分かりやすい返事を意識します。次のような、間違いをしていませんか。
「大丈夫です」何が大丈夫なのか分からない返答
正しくは、肯定的な意味であれば、「問題ありません。」と伝えましょう。
意味を理解したなら「承知しました」「かしこまりました」と伝えるのが正しいです。
「○○して欲しいんですけど」丁寧な言葉遣いを
正しくは、「○○していただけると助かります」と伝えましょう。看護師に処置やケアなどの声をかけてもらって欲しいときに使うと便利ですよ。
「早めにお願いします」ワンクッション言葉を遣う
正しくは、「お忙しいところ申し訳ないのですが〇時までにお願いできますでしょうか。」
学生ミーティングなど自分に予定が詰まっているときや、実習の記録を早めにチェックして欲しいときなどに使えると、看護師も協力的になれます。
派手なメイク
臨地実習中は、厚化粧や流行メイクを控えましょう。看護はサービス業のひとつですが、安全・安心を重要視しているため、華美になりすぎると見た目に不安を感じます。
ノーメイクは覇気が無く、元気も感じない印象になる場合があるため、顔色を整える程度のファンデーションやチーク、唇の乾燥予防のリップなどは施しておきましょう。
髪止めの装飾はエプロンが引っかかったり、ケア時に患者さんに接触したりする可能性があるため、控えましょう。
ストレスで体調を崩さないための工夫


臨地実習は、ストレスで食欲が落ちたり、体調を崩したりする看護学生さんがいます。ストレスを抱え込まずに、健康的に臨地実習を乗り越える工夫を紹介します。
- 何でもいいから食べる
- 寝る前のスマホはNG|睡眠時間は6時間
- 自分を褒める
- ストレス発散
ストレスによる体調変化を受けないように、日頃から健康的な体調管理を心がけましょう。実習機関にできる体調管理は次の内容です。
何でもいいから食べる
実習期間は、レポートに追われて食べる時間が無かったり、ストレスで食欲が無かったりする人が多いですが、まずは何か食べましょう。
カロリーメイトなど栄養補助食品でも構いません。
糖分が不足していると、頭の回転が下がり効率が低下し、レポート内容にも影響が出るため、何か口にしましょう。
余裕があれば、バランスの良い食事を意識すると、体調が優れ、健康的に過ごせますよ。
寝る前のスマホはNG|睡眠は6時間
寝る前に、推しのSNSの投稿を見て癒されたいですよね……
ただし、スマホを見ているとSNSだけでなく、友達とのLINEやYouTubeなど気になるものが増えて、ネットサーフィンしてしまうきっかけになります。
スマホをチェックするなら朝起きたときや、休憩中の5分だけ、など時間を決めておきましょう。
睡眠時間が短時間になると目覚めが悪く、日中も眠くなる可能性があるため、なるべく6時間は確保し、体を休めましょう。
睡眠時間を確保するためには、臨地実習が終わってからの時間配分が重要です。
時間を決めて、課題に集中して取り組みましょう。
自分を褒める



今日一日頑張った自分を褒めてあげてくださいね。
臨地実習は指導の繰り返しで、「自分はできない人間だ」と気持ちが落ち込んでしまいます。
自信をなくすと、モチベーションが落ちて臨地実習が辛くなり体調にも影響が出てしまいます。
1日1回は、毎日、臨地実習に行く自分を褒めてあげましょう。他にも小さなポイントも褒めてあげてくださいね。
- 課題をこなす自分を褒める
- 日常生活を送る自分をほめる
- 患者さんに「ありがとう」を言われた自分を褒める
小さな褒める肯定感が、自分の自信につながりますよ。
ストレス発散
ストレスを抱え込んだまま日々を過ごしていませんか。看護師に毎日指摘されたり、患者さんと上手くいかなかったり、誰しも悩みを抱えます。
ひとりで抱え込まずに、友達や親、学校の先生などに聞いてもらいましょう。
他の人に聞いてもらえると、気持ちが楽になったり、自分を客観視できて解決策が見えてきたりします。
貴重な週末の休日は、散歩や美味しい物を食べて気分転換をしましょう。



私の友人は、月1~2回のすき間バイトで気分転換をしていました。
自分に合った気分転換を探してみてくださいね。


まとめ
臨地実習を受けている看護師の心境や、実習でやってはいけない5つのポイントを紹介しました。
現役看護師の中には、日々の業務に追われ、看護学生さんと関わる時間が足らず悩んでいる人もいます。
- 勤務が多忙で話を聞く余裕がない
- 看護学生さんへの申し訳ない気持ち
- 積極的な姿勢や声かけは歓迎
看護師も同じ人間なので、怖がらずに声をかけてみてくださいね。
看護師や患者さんに好印象をもたれるために、やってはいけないポイントがあるので注意しましょう。
- 空いた時間の学生同士の談笑
- 明るすぎる髪色
- 個人情報の取り扱い
- 言葉遣い
- 派手なメイク
個人情報の扱いは、実習以外での口外は禁止です。先生に相談する場合は、個室などの空間で話すようにしましょう。
ストレスで体調に影響がでる可能性があるため、体調管理やメンタル管理、ストレス発散などは大切です。
- 何でもいいから食べる
- 寝る前のスマホはNG|睡眠は6時間
- 自分を褒める
- ストレス発散
自分に合ったストレス発散を取り入れてみてくださいね。



この記事を読んでいるあなたはえらい!
実習を頑張ろうとしている、姿勢や気持ちが大事!
臨地実習は、悩みやストレスと常に隣り合わせです。
キツイ、ツライ気持ちが強くなりますが、乗り越えた達成感や、得られるものがあります。
看護師は、常に学びが多く、人として成長させてくれる素晴らしい職業です。
ひとりでも多くの学生さんに、看護師人生の入口に立って欲しいと心から願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


コメント
コメント一覧 (1件)
[…] あわせて読みたい 現役看護師のリアルな心境|看護学生が臨地実習でやってはいけないこと5つと対策を紹介! 実習先を受けている看護師さんって、看護学生のことをどう思って […]